院長ブログ

コロナと漢方について

皆様、こんにちは。
院長ブログを開始しました。

第1回は、コロナと漢方についてです。

2022年8月において、新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019: COVID-19)の世界における累積感染者数は5.96億、累積死亡者数は646万、日本における累積感染者数は1790万、累積死亡者数は3万8000人であり、患者数は未だ増加しています(WHO ホームページより 2022.8.26日のデータ https://covid19.who.int)。

当院の発熱外来でも連日たくさんの患者様が受診されています。従来のデルタ株と違いオミクロン株は、軽症の患者様が多い印象がありますが、重症化リスクを選別し適切な治療が必要です。

先日8月27日、28日COVID-19に対する漢方治療ということで、第39回和漢医薬学会学術大会が開催されました。多くの報道陣も参加する中、COVID-19に対する漢方薬の有用性が活発に議論され、当院の副院長もシンポジストとして発表してまいりました。国際シンポジウムでは日本の漢方医学が世界に発信されました。

漢方薬は、漢方は体の不調を正常な方向に戻す手助けをし、生まれながらに持っている生体防御システムや自然治癒力を活性化させるための治療手段であります。

西洋薬に比べ、医療費も安価で、投与によるデメリットは少ないと考えます。当院では、さまざまな症状に漢方薬を積極的に処方させていただいています。

COVID-19を克服し、一日も早い普通の日常生活が送れる日々を夢見ながら、日々の診療を続けています。